「ワイルド・スピード」監督が「子連れ狼」をハリウッド映画化
2012年3月30日 11:40
[映画.com ニュース] 1970年から76年まで連載された小池一夫原作の時代劇漫画「子連れ狼」が、ハリウッドで映画化される。
米Deadlineによれば、米カマラ・フィルムズが映画化権を獲得。「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リンが監督、「ブレードランナー」「許されざる者」「12モンキーズ」のデビッド・ピープルズとその妻ジャネット・ピープルズが脚本を務める。
「子連れ狼」は、剣術の達人で元・公儀介錯人の拝一刀が、息子の大五郎を乳母車に乗せて放浪の旅をしながら、妻を殺した柳生一族へ復しゅうを図る物語。70年代に若山富三郎主演で映画シリーズ6作品が製作されたほか、萬屋錦之介主演のテレビシリーズも制作された。ほかにも、北大路欣也が主演したドラマなどがある。
今回メガホンをとるリン監督は、06年のシリーズ第3弾「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」以降の全作品を手がけており、昨年公開された「ワイルド・スピード MEGA MAX」は世界で6億ドルを超える大ヒットを記録した。アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰で注目される新作「ターミネーター5」の監督にも決定していたが、「ワイルド・スピード」シリーズ第6弾の撮影を優先させたため、「ターミネーター5」は現在、スケジュール未定となっている。
人気アクション監督として躍進中のリン監督は、コラボレートするピープルズ夫妻について「『子連れ狼』に最適な脚本家」と信頼を寄せており、名作漫画の映画化に意欲を見せている。
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