妻夫木聡「愛と誠」完成会見で毒舌披露に三池監督爆笑
2012年3月19日 12:25

[映画.com ニュース] 妻夫木聡と武井咲が3月19日、ダブル主演する映画「愛と誠(2012)」の完成会見を都内のホテルで行い、メガホンをとった三池崇史監督とともに爆笑の渦を巻き起こした。超不良の主人公・太賀誠を演じた妻夫木は、開口一番「31歳にもなって高校生役をやってしまいまして、すみませんでした」と頭を下げ、盛り上げた。
梶原一騎の人気純愛漫画が、西城秀樹と故早乙女愛さん主演で映画化されてから38年。今回は三池監督のもと4度目の映画化となる今作は、キャストが“歌って踊る”ミュージカル仕立てのシーンが多く盛り込まれている。音楽は小林武史が手がけており、昭和を代表する歌謡曲を含む計10曲をプロデュース。妻夫木は西城の大ヒット曲「激しい恋」、武井は名曲「あの素晴しい愛をもう一度」を劇中で披露している。
妻夫木は、脚本を読んだときのことを「なかなかふざけた映画だなあと思いました。でも、三池さんの映画はたくさん見ていますが、歌って踊ってというのは見たことがなかったので」と、オファー快諾に至った経緯を説明。さらに、「バカみたいに当たる映画ではないと思うけれど、皆さんに楽しんでいただけるんじゃないかな」と自信のほどをのぞかせる。出来栄えについては、「よくわかんないけど、本当に面白いんですよ。でもキャッチコピーにあるような、純愛エンタテインメントでは全然ありませんから!」と話し、三池監督を爆笑させた。
ヒロインの愛を演じた武井は、作品について「私もわからなかったです。最初の打ち合わせのときにいろいろとお話をうかがったのですが、最後までよくわからなかった」とニッコリ。撮影では、アクションシーンでボロボロになった妻夫木を気遣いながらも「あまりしっかり台本を読まなくてもいいのかな……と思わせられる現場でした」と振り返り、三池監督から「どんな現場だよ!」と突っ込まれるひと幕もあった。
この日は、「愛と誠」運命の恋判断センサーが用意されたが、妻夫木は「こんなの作るなら、もっと予算を現場に回してよ」と苦笑い。そして、「どういう映画かわかっていただけたかと思います。もう一度、宣伝会議をやり直します。すみません、見切り発車で会見なんてしちゃって」と最後までジョークを交えながら報道陣を笑わせていた。
ほか、余貴美子、伊原剛志、安藤サクラ、市村正親、前田健、加藤清史郎、一青窈らが出演。
「愛と誠(2012)」は、6月16日から全国で公開。
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