仏国民の3人に1人が見た「最強のふたり」日本公開が決定
2012年3月9日 15:35
[映画.com ニュース] 昨年の第24回東京国際映画祭で最高賞となるサクラグランプリ、主演男優賞を受賞したフランス映画「最強のふたり」が、9月に日本公開されることになった。
フランスでは、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」など、ハリウッド大作がひしめくなか年間興行収入No.1を記録。同国で過去に公開された全ての映画の歴代興収でも4位に名を連ね、さらに記録を伸ばしている。
パラグライダーの事故で首から下が麻ひしてしまった富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、介護役として雇われた黒人青年ドリス(オマール・シー)の交流を笑いと涙を交えて描くドラマだ。フランスで公開されてから17週目には、国内累計観客動員が1910万人を突破し、国民の約3人に1人が見たことになる。また、ドリスを演じたシーは、第37回セザール賞で主演男優賞に輝いている。
この快進撃は、各国にも波及。ドイツでは7週連続で1位の座を守り、オーストリアでも6週連続1位で大ヒットを飾った。ハリウッドも敏感に反応し、ワインスタイン・カンパニーが配給権とともにリメイク権を獲得しており、今後の動向にも注目が集まる。
「最強のふたり」は、9月から全国で公開。