WAHAHA本舗・喰始&白川和子、夕張で稲葉耕作氏を追悼
2012年2月25日 13:30

[映画.com ニュース] 第22回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2月25日、佐藤正宏、梅垣義明、柴田理恵、久本雅美らWAHAHA本舗の個性豊かな役者陣が出演、藤村俊二、山本晋也、不破万作、白川和子ら名優が友情出演した映画「冬の幽霊たち」がリバイバル上映された。
同作は、2004年の同映画祭で観客が選ぶファンタランド賞の大賞受賞作。夕張の街にある日、次々と幽霊が出没し、街中の人々を巻き込んでいくハートフルな人間ドラマだ。
製作のきっかけは、それまでに何度も同映画祭を訪れていた演出家でWAHAHA本舗主宰の喰始(たべはじめ)が、映画祭の素晴らしさを若手にも教えたいという思いから2003年冬に製作を決意。企画を立ち上げた直後から全編を夕張で撮影し、04年度(第15回)に出品した。劇中には、映画祭にゆかりのある場所や建物が数多く登場するほか、地元市民も出演している。
この日は、喰と女優の白川和子がゲストで登壇し、当時を振り返った。バー「イフ」のママを演じた白川は「幽霊たちが出てくるけれど、とても癒される、ほのぼのとした映画」と7年前を懐かしんだ。喰は、「本当は10年ぐらい経ってからリバイバル上映をしたいと思っていましたが、昨年の9月に亡くなった稲葉耕作監督の追悼を、どうしてもこの夕張の地でしたかった……」と、一番弟子だった稲葉氏の死を偲んだ。
また、WAHAHA本舗メンバーがほぼ総動員で出演しているが、お笑いトリオのポカスカジャンだけは撮影当時、豪雪のため飛行機が飛ばず撮影に参加できなかった。そこで7年越しにリベンジを試み、リバイバル上映後にライブを敢行。「ここでライブをやることで、映画はようやく完成します!」と、「スター・ウォーズ」「ロッキー」「転校生」「東京物語」など、往年の名作にちなんだ映画ネタで会場を盛り上げた。
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