巨匠アルモドバルの問題作「私が、生きる肌」ポスター公開
2012年2月12日 16:00

[映画.com ニュース] スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作「私が、生きる肌」のポスタービジュアルが、このほど公開された。
「オール・アバウト・マイ・マザー」など女性の深遠をあぶり出してきたアルモドバル監督が、「アタメ」以来、22年ぶりにアントニオ・バンデラスとタッグを組んだ。仏作家ティエリー・ジョンケのミステリー小説「蜘蛛の微笑」を脚色し、倒錯した愛の形を描く。第64回カンヌ映画祭コンペティション部門で上映され、話題を呼んだ。
妻の死後、天才形成外科医ロベル・レガルは、“完璧な肌”に関する遺伝子実験に、人生のすべてをかけていた。実験が最終段階に差しかかると、ロベルは監禁した人間の肉体に開発中の人工皮膚を移植。ベラ・クルスという亡き妻に生き写しの美女をつくり上げる。
バンデラスは亡き妻への愛に捕らわれた天才医師を演じる。完璧な肌を移植されたベラ役で、「この愛のために撃て」(フレッド・カバイエ監督)のエレナ・アナヤが共演。異様な運命をたどるふたりの欲望と狂気に満ちた関係を体現する。
ポスタービジュアルは、「あなたは、これを愛と呼べるか」というキャッチコピーを掲げ、本作の危険な魅力を予感させる。感情を失ってしまったかのようなバンデラスの表情、無心に空を見つめ、肌をさらすアナヤの異様な姿が強烈なインパクトを放つ。ラブストーリーともサスペンスとも読み取れる今作は、究極の愛の形を問いかける。
「私が、生きる肌」は、5月26日から全国で公開。
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