出演料大幅アップで「ハングオーバー3」製作が決定間近
2012年1月27日 11:07
[映画.com ニュース] 大ヒットコメディ「ハングオーバー!」シリーズ第3弾の出演交渉が大詰めを迎えていると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同作は、ミステリーの要素を加えたドタバタコメディで、ラスベガスを舞台にした第1作「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」はスター不在にも関わらず世界で4億6700万ドルという大ヒットを記録。タイに舞台を移した第2作「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」も世界興行で5億8100万ドルとなり、第3弾の製作は確実と見られていた。
唯一の障害は、いまやシリーズの顔となったブラッドリー・クーパー、ザック・ガリフィアナキス、エド・ヘルムズの3名がそろって3名がそろって1500万ドル(約11.7億円)プラス出来高という高額の出演料を要求していたことだったが、希望通りのギャラを受け取る運びとなったという。3人ともクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)という事務所に所属しているため、スタジオ側と団体交渉できたことが大きいようだ。トッド・フィリップス監督と脚本家のクレイグ・メイジンも同じCAAに所属している。
ちなみに主演3人の第1作での出演料は100万ドル以下で、第2作ではそれぞれ500万ドルの出演料に加えて、映画のヒットにあわせてロイヤリティを受け取る契約を結んでいた。映画が大当たりしたため、それぞれ合わせて1500万ドル程度を受け取った計算になるという。
「ハングオーバー!!!(仮題)」は、今夏クランクインし、2013年の夏に公開予定。前2作とは異なり、二日酔いで記憶喪失になるという設定ではないという。