加瀬亮、ガス・バン・サント監督の魅力は「肯定してくれるところ」
2011年12月16日 20:27

[映画.com ニュース] 俳優の加瀬亮が12月16日、都内で行われた出演作「永遠の僕たち」(ガス・バン・サント監督)の完成披露試写会に出席した。「硫黄島からの手紙」(2006)以来、2度目のハリウッド出演作。生と死の間で揺れ動く若い男女を見守る、日本人特攻隊員の幽霊・ヒロシを演じている。
雑誌での対談を機に、サント監督との親交を深めてきたといい「ある日、シナリオが添付されたメールが届き、オーディションを受けることになった」。撮影は一昨年11月から、監督が暮らす米オレゴン州のポートランドで行われ「現場はオープンな雰囲気で、リラックスできた。休日には、監督の家に遊びに行ったり、監督の犬の散歩をしたり(笑)。サンクスギビング(感謝祭)だったので、監督がターキーを焼いてくれた」と振り返った。
「ミルク」「パラノイドパーク」などで知られるサント監督の新作。交通事故で両親を亡くし自身も臨死体験した青年イーノック(ヘンリー・ホッパー)が、難病で余命わずかと診断された少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会い、残された時間の中で“命の輝き”を取り戻そうとする詩的な青春ドラマ。加瀬が演じるヒロシは、イーノックにしか見えず、彼の話し相手になるという設定になっている。
もともとサント監督の大ファンだったといい「一番好きなのは『マイ・プライベート・アイダホ』。どの作品も否定しかできない状況のなかで、最後に必ず肯定してくれるところが好き」。本作を「あるスタイルを確立させた監督が、また違ったスタイルに挑戦した作品。遊び心もたくさんちりばめられている」と分析した。
「永遠の僕たち」は、12月23日から全国で順次公開。
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