「ももへの手紙」文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞
2011年12月15日 13:00

[映画.com ニュース] 鬼才・沖浦啓之監督が12年ぶりにメガホンをとった長編アニメ「ももへの手紙」が12月15日、文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞したことがわかった。
同作は、沖浦監督が脚本、原案も手がけ、安藤雅司(「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」)、井上俊之(「AKIRA」)、本田雄(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」)らが参加し、7年の歳月をかけて完成させた力作だ。
同庁は、「ももへの手紙」を「日本が研鑽(けんさん)してきたリアル系アニメのクオリティの頂点に位置する作品」と評している。受賞理由についても、「原案・脚本・監督を兼ねる沖浦啓之によるオリジナルのストーリーは幅広い層に訴求するが、その魅力と感動が『動く絵で再構築された日本』と直結している点は、実に貴重に思える」と称賛している。
また、同作のポスタービジュアルも初公開された。瀬戸内海の風光明媚な街並みを背に、急な坂道でポーズをとる主人公ももと、後で見守るかのように立ちすくむ妖怪たちの姿が印象的だ。さらに、「気がつけば、私、ひとりじゃなかった。」というキャッチコピーが、作品全体のテーマとして掲げられている。
沖浦監督は、同作に妖怪のモチーフが加わったことについて「数年前、たまたま本屋で見た黄表紙に関する本が面白かったんです」と説明。そして、「それが頭にあったことと、もともと旧ロシア映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』がとても好きで、あの中で描かれたおじさんと異性人の交流を、女の子と妖怪に置き換えたら面白くなる気がしたんですね。分かり合えない者たち同士だけど、そこに思いが生まれることもあるんじゃないかって」と話している。
12月17日からは、前売り鑑賞券の販売もスタートする。通常の前売り券(1300円)には、沖浦監督の書き下ろしイメージボードクリアファイル(数量限定)が付属。親子ペア券は2000円で、オリジナルレターセットが特典。
「ももへの手紙」は、2012年4月21日から全国で公開。
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