韓国版「白夜行」、原作者・東野圭吾が絶賛
2011年12月10日 05:00
[映画.com ニュース] 作家の東野圭吾が、自身の代表作を韓国で映画化した「白夜行 白い闇の中を歩く」を絶賛している。韓国を代表する豪華キャストを迎え、斬新な解釈ながら原作の世界観を再現。東野は韓国映画のレベルの高さに感激したそうで、「ストーリーは大胆に簡略化されていましたが、私がぜひ描いてほしいと思っていた世界が、実に見事に、さらには忠実に映像化されていました」とコメントを寄せた。
「白夜行」は、1999年8月に刊行。密室空間で質屋の店主が殺害されるが、決定的な証拠がないまま容疑者死亡により事件は決着かにみえた。しかし、担当刑事だけは容疑者の娘と被害者の息子の姿がいつまでも忘れられない。やがて、成長したふたりの周辺で不可解な事件が立て続けに起こるようになる。
綾瀬はるか、山田孝之主演で06年にドラマ化され大きな話題を呼んだほか、今年1月には堀北真希、高良健吾主演で映画化された。今作では、「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンが、究極の悪女に成長する容疑者の娘イ・ジアを熱演。被害者の息子キム・ヨハンには若手のホープ、コ・スが抜擢され、真相に迫る刑事ハン・ドンスを「シュリ」「二重スパイ」のハン・ソッキュが演じた。
「白夜行 白い闇の中を歩く」は、2012年1月7日に全国で順次公開。