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役所&小栗共演作「キツツキと雨」グランプリの可能性あった!

2011年10月31日 12:55

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「キツツキと雨」で審査員特別賞を受賞した沖田修一監督
「キツツキと雨」で審査員特別賞を受賞した沖田修一監督

[映画.com ニュース] 第24回東京国際映画祭が10月30日、各賞を発表し閉幕した。クロージングセレモニー終了後、東京・六本木アカデミーヒルズで総評会見が行われ、審査委員長のエドワード・R・プレスマンをはじめ、女優のファン・ビンビン、映画監督の小林政広らコンペティション部門の審査員が9日間に及ぶ審査を振り返った。

フランス映画「最強のふたり」が最高賞にあたる東京サクラグランプリと、最優秀男優賞の2冠を達成。役所広司小栗旬が初共演した、沖田修一監督の「キツツキと雨」が審査員特別賞を受賞した。プレスマン氏は「結果に満足している」。ビンビンも「完璧なエンディング(結果)を迎えることができた」と納得の表情だ。

一方、小林監督は「(コンペ部門15本中)14本は、芸術性に富んでいたり、刺激的だと思える作品とはいえなかった。審査員の中で監督は僕だけだが、“映画監督”としての視点から見えると(審査は)ハードルが低いと思った」。この苦言にプレスマン氏も「確かに実験的な作品は多くなかった」と同意しながらも、「伝統的な作り方をした作品が多かったという意味。それはそれで良いし、政治性、社会性、エンタテインメント性のバランスが大切だと思う」とリーダーシップを発揮した。

審査が進む過程で、上位に浮上したのは「最強のふたり」「キツツキと雨」、そして最優秀監督賞を受賞した「プレイ」(リューベン・オストルンド監督)の3本だという。「『プレイ』は実験的で監督の意欲も感じたが、グランプリ作品としてはダーク過ぎる。一方、『キツツキと雨』は素晴らしかったが、(最高賞には)ライト過ぎた。そういう意味では、各作品の水準が高かったが、抜きん出た作品がなく1本に絞り込むのは大変だった」(プレスマン氏)。

会見には各賞受賞者も出席し、沖田監督は「役所さんと小栗さんが、脚本を気に入ってくれたのが大きい」。ゾンビ映画製作をめぐるドタバタ劇を描き、「(小栗演じる)新人監督というキャラクターは多少、自分の経験を反映した部分がある。ただ、25歳の映画監督という設定そのものが今までにないものなので、面白いかなと思った」と着想を語った。

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