松たか子&阿部サダヲ、感激の「夢売るふたり」撮了
2011年10月5日 14:53

[映画.com ニュース] 松たか子と阿部サダヲが、初共演を果たした西川美和監督作「夢売るふたり」の撮影をクランクアップした。8月20日に埼玉・スキップシティで撮入してから約1カ月半、阿部は10月2日に茨城・常総、松は同3日に東京・門前仲町で最後のシーンを撮り終えた。
西川監督は、「ディア・ドクター」をはじめ、これまで長編作では男性を主人公に据えてきたが、待望の4作目で初めて“夫婦”に焦点を当てる。主演ふたりは、営んでいた小料理屋を火災で失い、再出発の手段として結婚詐欺に手を染めていく役どころを演じる。
松のラストカットは、橋を全力疾走で駆け抜けるシーン。感無量の様子で、「阿部さんとは映画で、しかも夫婦役でご一緒できるなんて、とても光栄なことでした。西川監督との現場もとても面白くて、私たちが演じる夫婦を形作っていただきました。おふたりともサイコーです」とニッコリ。さらに、「夫婦はいちばん近くにいて、そして一生血のつながらない、不思議で、それでいて面白い関係だと思います。どんな映画になるのか、私自身も完成が楽しみです」と語った。
一方の阿部は、ナイターシーンだったため、日没を待ち撮影開始。1発OKで終え、「燃やしていただいたりとか、水をかけていただいたりだとか、いろいろやらせていただいて、すごくうれしかったです。すごく楽しくお芝居をさせていただきました。本当にありがとうございました」と爽快に振り返った。
「夢売るふたり」は、2012年秋に全国で公開。
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