「キャプテン・アメリカ」世界興収、予想に反し全米興収越え
2011年9月18日 13:17

[映画.com ニュース] 「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の世界的ヒットに、ハリウッドの業界関係者が驚きを隠せずにいる。
9月14日時点で同作の世界興行収入は1億7380万ドルとなり、全米興収の1億7350万ドルを突破。ハリウッドの大作映画の世界興収が全米興収を上回ることは珍しくないが、「キャプテン・アメリカ」はアメリカ国外での苦戦が予想されていた。
タイトルに「アメリカ」とあるばかりか、ヒーローの衣装や盾が星条旗をモチーフとしているため、同国にアレルギーを持つ外国の映画ファンが敬遠すると思われていた。ハリウッド・レポーター紙によれば、同作を製作したマーベル・スタジオは、世界中の配給会社に「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」ではなく、「ザ・ファースト・アベンジャー」という別タイトルでの公開を提案したほどだ。
しかし、別タイトルを採用したのはロシア、ウクライナ、韓国の3カ国だけで、ほかはアメリカと同じ「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」を選択。その結果、中南米では「マイティ・ソー」の5400万ドルを超える5700万ドルを突破し、ヨーロッパでもヒットを記録している。
公開前、メガホンをとったジョー・ジョンストン監督(「ジュラシック・パークIII」「遠い空の向こうに」)は、「この映画でアメリカ的なのはタイトルだけだ」と作品の普遍性をアピールしていたが、その言葉が実証される形になった。

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