深田恭子「結婚に夢を持ちたい」ので不倫はNG!
2011年8月11日 12:11
[映画.com ニュース] 東野圭吾のベストセラー小説を若松節朗監督が映画化する「夜明けの街で」の完成会見が8月11日、東京・六本木アカデミーヒルズ49で行われ、主演の岸谷五朗、深田恭子、木村多江、若松監督が登壇した。
累計発行部数120万部を突破した同名タイトルの原作の舞台となったのは、横浜。東野がサザンオールスターズの代表曲のひとつ「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」に感化されて執筆したことでも知られている。
主人公は、バッティングセンターで偶然出会い、親しくなった上司・渡部和也(岸谷)と部下・仲西秋葉(深田)。「不倫をするやつなんてバカだと思っていた」和也が秋葉との関係におぼれていくなか、秋葉が時効を目前に控えた15年前の殺人事件の容疑者として疑われていることを知る。
深田は、自らの不倫観を問われ「結婚に夢を持ちたいので、すごく寂しい気持ちになりました。身近では起こってほしくないですね」と吐露。今作では不倫をする側、鈴木京香主演作「セカンドバージン」では不倫をされる側を演じた。それだけに、「本当に結婚ってそういうものなのかなあ。悲しい結末しか生まれないと思う。皆さん、不倫は映画の中でだけでお楽しみください」と訴えた。
一方、若松監督は「街を歩いていて上司と部下のカップルを見かけると、『この人たちは不倫しているのかな』と見てしまうようになった」という。監督オファーは渡辺謙主演「沈まぬ太陽」を撮り終えてすぐにあったそうで、「荷が重いと思ったが、日本一不倫の似合う男・岸谷五朗と、皆さんが興味のある題材を撮れた」と胸を張った。
妻役の木村、不倫相手役の深田に挟まれた岸谷は「本来であれば地獄絵図ですよね(笑)。今回は本当にしんどい撮影期間だった」と述懐。それでも、若松監督は「地獄を見るかもしれないけれど、やっぱり不倫してみたいなあ」と願望を語り、場内の笑いを誘った。
「夜明けの街で」は、10月8日から全国で公開。