「海炭市叙景」2週間限定のアンコール上映が決定
2011年6月2日 19:05
同作は、芥川賞候補に5度ノミネートされながら41歳で自殺した北海道・函館出身の作家、佐藤泰志さんの遺作を映画化。多くの函館市民が映像化を切望し、大規模な募金活動で予算4000万円のうち1500万円が集まった。18編で構成された小説のなかから5つの物語を抽出し、バブル崩壊後の不況に苦しむ地方都市と、ささやかながらも必死に生きる人々の姿を丁寧に描く。
出演は、加瀬のほか、谷村美月、南果歩、小林薫ら演技派俳優が集結。また、その他メインキャストを含め、数多くの登場人物をオーディションで選ばれた地元・函館市民が演じている。
また、フィリピンの第12回シネマニラ国際映画祭のコンペティション部門で、グランプリと最優秀俳優賞を受賞した。「海炭市叙景」アンコール上映は、6月11~24日までの2週間限定。