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「カーズ」は盗作? 英脚本家がディズニー/ピクサーを提訴

2011年3月23日 07:52

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世界興収4億5000万ドルの大ヒットに盗作疑惑
世界興収4億5000万ドルの大ヒットに盗作疑惑
(C) DISNEY / PIXAR

[映画.com ニュース] 英脚本家ジェイク・マンデビル=アンソニーが、大ヒットアニメ映画「カーズ」(2006)と公開を控える続編「カーズ2」は、自身が1990年代初期に提出した脚本の一部をもとにしているとして、ウォルト・ディズニーとピクサーを提訴。米ハリウッド・レポーター誌によれば、マンデビル=アンソニーは、損害賠償と6月24日に予定されている「カーズ2」の劇場公開の中止を求めているという。

米連邦地裁に提出された訴えには、マンデビル=アンソニーによる3部構成の脚本の1部が「カーズ」というタイトルで、46の車のアニメーションキャラクターの説明とスケッチ、マーケティング及び関連商品プランも含んでいたとされている。マンデビル=アンソニーは同脚本を当時、ディズニーを含む複数の製作会社に送ったと語っている。

また、1993年にルーカスフィルムの重役ジム・モリスと会い、同脚本のコピーを渡したとしている。ピクサーとルーカスフィルムは80年代から提携関係にあり、モリスは2005年にピクサーに移籍。現在も同社のゼネラル・マネージャーを務めている。

マンデビル=アンソニーが本件に関して行動を起こすのはこれが初めてではなく、両サイドはこれまでも英国内で論争を重ねていた。今回の提訴で、自身による脚本と映画「カーズ」の類似点を多数挙げ、製作側の著作権侵害と暗黙の契約不履行を訴えている。

カーズ」は世界興収4億5000万ドルの大ヒットを記録し、関連商品もディズニーの主力ブランドとなっている。本件に関して製作側はコメントを出していない。

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