ゼメキス監督「イエロー・サブマリン」3Dリメイクの製作が中止に
2011年3月17日 07:32
[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが、3D映画としてリメイクする予定だった「イエロー・サブマリン」の製作を打ち切ったとハリウッド・レポーター誌が報じた。同企画は、ザ・ビートルズの1968年のアニメ作品「イエロー・サブマリン」を、ロバート・ゼメキス監督が「ベオウルフ 呪われし勇者」や「Disney's クリスマス・キャロル」で用いたパフォーマンス・キャプチャー技術を用いてリメイクするというというもので、すでにオリジナル楽曲使用の許可を取得していた。
しかし、ディズニーは製作費が高いことに加え、ゼメキス監督がプレゼンテーション用に製作したフッテージの仕上がりに疑問を抱いたため、これまでゴーサインを出していなかった。同社が中止を決めたのは、先週末に全米で封切られた「少年マイロの火星冒険記3D」の興行成績が散々な結果となったためだ。
ゼメキス監督がプロデューサーを務めた同作には、1億5000万ドルの製作費がつぎ込まれたにもかかわらず、公開3日間の興行収入はわずか690万ドルで、回収の見通しが立たない状況。また、メガホンをとった「Disney's クリスマス・キャロル」の興行成績も芳しくなかったことから、ディズニーはゼメキス監督のパフォーマンス・キャプチャー作品から手を引くことに決めたという。
「Disney's クリスマス・キャロル」
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