アカデミー賞授賞式でJ・ブローリンとJ・バルデムがキス 放送はカット
2011年3月4日 14:36
[映画.com ニュース] 第83回アカデミー賞授賞式で、脚色賞・脚本賞のプレゼンターを務めた俳優ジョシュ・ブローリンとハビエル・バルデムが、ステージ上でキスしたが、米ABC局のライブ中継ではその模様が放映されていなかったことが分かった。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、おそろいのタキシード姿で登場した2人は、即興でダンスとキスを披露。しかし、その瞬間にテレビカメラは客席の映像に切り替わり、バルデムの妻で女優のペネロペ・クルスの笑顔を映すだけだった。
脚色賞・脚本賞発表の前には、助演女優賞を受賞したメリッサ・レオが、スピーチで放送禁止用語のFワードを発するハプニングがあった。そのため、ブローリンとバルデムのキスは意図的にオンエアされなかったのではとの推測が報じられたが、アカデミー賞プロデューサーのブルース・コーエンはこれを否定。「初めから、客席にいるクルスの表情を映すという流れで進行が決まっていた」と主張し、もしオンエアされていれば「(今年の授賞式で)最大の見どころになっていただろう」と語った。
ABC局は2009年、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」出身の歌手アダム・ランバートと男性ミュージシャンのキスを放送し、視聴者から苦情が殺到したという経緯がある。
ブローリンとバルデムは、07年のジョエル&イーサン・コーエン監督作「ノーカントリー」で共演。バルデムは、同作でアカデミー賞助演男優賞を受賞している。