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「ヒア アフター」が指し示すメッセージに著名人、一般ファンから大きな反響

2011年2月16日 13:06

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セシル・ドゥ・フランス演じるマリー(左)とマット・デイモン扮するジョージ
セシル・ドゥ・フランス演じるマリー(左)とマット・デイモン扮するジョージ
(C) 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督作「ヒア アフター」が、2月19日から全国で公開となる。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、「インビクタス/負けざる者たち」に続いてマット・デイモンが起用されている同作について、著名人から大きな反響が寄せられている。

先行試写会でも、いち早く同作を鑑賞した一般ファンも「すべての人に薦めたい。希望が沸いてくる」(20代男性/学生)、「淡々と飾り気のない演出に好感が持てる。胸に染み入るような映画」(50代男性/漫画家)などと絶賛。元霊能力者ジョージ、臨死体験を持つジャーナリストのマリー、双子の兄を亡くした少年マーカスの3人が織り成すドラマが持つ、前向きなメッセージに感銘を受けたコメントが多く寄せられた。

なかでもマリーの人生に向き合う態度は女性を刺激したようで、「誰でも前に進むときは、孤独と偏見の戦い。でもマリーの勇気を見習いたい」(40代女性/会社員)という意見も。「津波のシーンが圧倒的な迫力!」(40代女性/フリーランス)と、イーストウッド監督らしからぬスペクタクルな映像に驚きつつ、「しかしイーストウッドは、どうしてどんな題材でも料理してしまえるのだろうか?」(40代男性/会社員)と、その手腕に感服せずにはいられないという観客の心境がうかがえる。

同作を鑑賞した女優の小西真奈美は、「人は必ず誰かとつながっている。そう信じさせてくれる」と明かし、エンドロール中は涙が止まらなかったという。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、「『無縁社会』『孤族』という言葉が生まれた今の日本、この映画は──人は孤独ではない──『人と人の結びつき』と『愛情』の存在をうたい、そして『生きて、ベストを尽くせ』と優しく語りかけてくる」と感服した様子だ。

また、イーストウッド作品「硫黄島からの手紙」に主演した渡辺謙も「36度5分。何か人肌のような、優しさに包まれた映画でした。“希望”と“再生”。映画のラストに、ただただ心が震えました。久々に大人の映画を堪能させていただきました」と最敬礼。また、脚本家の内館牧子は「見終ったとき、『生きていれば新しい明日が来る!』ときっと力が湧く」と真しに受けとめている。

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