水野美紀、園子温最新作「恋の罪」主演をラジオ特番で発表
2011年1月31日 04:00
[映画.com ニュース] 女優の水野美紀が、園子温監督の最新作「恋の罪」に主演していることがわかった。水野は1月31日早朝、園監督の「冷たい熱帯魚」(29日から公開中)の封切りを記念してTOKYO FMで生放送された「是か、非か。『冷たい熱帯魚』緊急特番!その男、園子温。」に出演し、フリートークの最中に突然発表した。
水野はこの日、3部構成の特番の冒頭から登場。第2部で園監督を直撃インタビューするなかで、「恋の罪」に主演していることを明かした。21世紀直前に起きた渋谷区円山町の事件にインスパイアされた同作は、3人の女の生きざまをSEX、言葉、狂気、生と死、家族を通して鮮烈な映像で美しく描ききる。
園監督作に“参戦する”のは、刑事・吉田和子役の水野のほか、大学助教授・尾沢美津子役の富樫真(「犬、走る」「閉じる日」)、主婦・菊池いずみ役の神楽坂恵(「十三人の刺客」「冷たい熱帯魚」)。どしゃぶりの雨が降りしきるなか、崩れ落ちそうなアパートで“その女”の死体が発見されてから、物語は怒とうの展開を見せる。
水野は、園監督自らが執筆した脚本を「今までに自分がもらった台本のなかで、最も想像を凌駕(りょうが)した作品」とほれこみ、出演を即決。園監督は番組で「女の子3人がいろんな悩みを打ち明けたりする日本版『SATC』のような作品。そろそろ完成しているはず」ととぼけたが、完成した作品を見た水野は「『冷たい熱帯魚』とは違う衝撃的な作品で面白かったです。『SATC』かどうかは分かりませんが」と苦笑いしながらも、自信のほどをうかがわせた。3人の女優が、“園ワールド”の行き着く果てに見たものはどのようなものだったのかに大きな注目が集まる。
また、「恋の罪」の特報が、「冷たい熱帯魚」の公開に合わせ、1月31日から東京・テアトル新宿、2月5日から大阪・テアトル梅田で超先行公開される。3人のほか、「アンジャッシュ」の児嶋一哉、二階堂智、小林竜樹、町田マリー、岩松了、大方斐紗子、津田寛治らが出演。
「恋の罪」は、2011年夏から秋にかけて全国で公開。
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