戸田奈津子「E.T.」字幕作業で涙止まらず
2011年1月30日 16:59

[映画.com ニュース] 映画文化協会が主催する「第二回午前十時の映画祭」の開催を記念し1月30日、東京・有楽町のTOHOシネマズ有楽座でラインナップのひとつ「E.T. 20周年アニバーサリー特別版」の特別親子試写会が行われた。上映前には同映画祭の作品選定委員を務める映画字幕翻訳家の戸田奈津子氏、映画パーソナリティの襟川クロ氏がトークショーを行った。
往年の名作洋画50本すべてをニュープリントで、毎日午前10時から1年間にわたり連続上映する同映画祭。第一回は昨年2月6日から今年1月21日まで開催され、観客動員58万6000人、興行収入約5億6000万円を記録し、当初の動員目標50万人を上回る実績を残した。第二回は、上映劇場が25館から50館、上映作品が50作品から100作品に拡大。初年度に上映した50作品を「Series1/赤の50本」として今回から加わる25劇場で、新たに選ばれた50作品を「Series2/青の50本」として初年度から参加している25劇場で上映する。
戸田氏は約30年前、「E.T.」の字幕翻訳を手がけたそうで「まるで昨日のよう。字幕をつけながら何度泣いたことか……」と述懐。同時期には、スティーブン・スピルバーグ監督とアメリカで対面し「机の上は書類など一枚もなくゲームだらけ。オフィスは犬が駆け回ったり、子役が彼を『やあ、スティーブン!』となれなれしく呼んだり、とにかく“名監督”とは程遠いフランクな人だった」。その後は、来日するたびに交流を重ねているといい「今も子どものハートをもっているの。映画のこと以外は、ほとんど何もしゃべらないし、きっと映画にしか興味がないんじゃないかしら」とその人柄を語った。
今回のラインナップの中から、戸田氏は「シェーン」「シザーハンズ」、襟川氏は「スタンド・バイ・ミー」「友だちのうちはどこ?」をお勧め作品に選定。「映画館の大きなスクリーンで見ないと、映画の本当の素晴らしさはわからない」(戸田氏)と同映画祭をアピールしていた。
「第二回午前十時の映画祭」(http://asa10.eiga.com/2011/)は2011年2月5日~12年1月20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国50スクリーンで開催。
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