萬斎、榮倉、浩市ら「のぼうの城」キャスト、ポスターでずらり勢ぞろい
2010年12月30日 22:27
和田竜の人気時代小説が原作の同作は実話に基づくストーリーで、「のぼう様(でくのぼうの意)」と呼ばれ領民から慕われた忍城の城代・成田長親が、わずか500人の兵で石田三成率いる豊臣秀吉方2万人の大軍に対抗した姿をダイナミックに描く。撮影は、北海道・苫小牧の東京ドーム約20個分に相当する広大な敷地に日本映画史上最大規模のオープンセットを建設し、行われた。
ポスターには、「のぼう軍」と「天下軍」の主要キャスト9人がずらり勢ぞろい。両軍ともに、キャラクター全員が集ったビジュアルが公開されるのは今回が初めてとなる。「のぼう軍」は、「豊臣2万の大軍に500人でケンカを売った、でくのぼうがいた」というキャッチコピーのもと、長親を演じる野村萬斎が不敵な笑みを浮かべながらどっしりと鎮座。その脇を、両軍の命運を左右する甲斐姫(榮倉奈々)、軍略の天才・酒巻(成宮寛貴)、豪傑&豪腕の和泉(山口智充)、長親の幼なじみで侍大将の丹波(佐藤浩市)が囲んでいる。
一方の「天下軍」は、「天下統一目前の大軍が、でくのぼうに襲いかかる」のコピーそのままに、威風堂々とした立ち居振る舞い。忍城陥落に闘志を燃やす石田三成(上地雄輔)を筆頭に、三成を支える盟友・大谷(山田孝之)、参謀役・長束(平岳大)、関白・秀吉(市村正親)がいかめしい表情でにらみをきかせている。
2種類のポスターは、「のぼう軍」が青、「天下軍」が赤と色違いで制作され、両軍の対立構造を表現。圧倒的なスケールゆえに、映画化実現まで7年の歳月を要した戦国エンタテインメントだけに、どのような作品に仕上がるのかに大きな注目が集まる。
「のぼうの城」は、2011年秋に全国で公開。
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