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ニール・ジョーダン、根岸吉太郎ら「映画の危機」語る

2010年10月25日 21:30

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(左から)根岸吉太郎、ドメニコ・プロカッチ、ニール・ジョーダン、 ジュディ・オング、ホ・ジノ
(左から)根岸吉太郎、ドメニコ・プロカッチ、ニール・ジョーダン、 ジュディ・オング、ホ・ジノ

[映画.com ニュース] 10月23日から開催中の第23回東京国際映画祭のコンペティション部門審査委員による公式会見が10月25日、会場の東京・六本木ヒルズで行われ、審査委員長のニール・ジョーダン(「クライング・ゲーム」監督)、審査員を務めるジュディ・オング(歌手・女優)、ドメニコ・プロカッチ(「シルク」プロデューサー)、ホ・ジノ(「四月の雪」監督)、根岸吉太郎(「ヴィヨンの妻」監督)が出席した。

ジョーダン審査委員長は、「この東京国際映画祭は、第1回に長編第2作『狼の血族』を出品した思い出深い映画祭。そこに審査委員長として戻ってこられたことはとても光栄なこと」と笑顔で挨拶。だが、「自分が知っている同世代の監督全員が現在失業中。自分も映画用に書いた脚本がアメリカのテレビシリーズになってしまったが、仕事があるだけマシ」と映画メディアが現在迎えている世界的な危機についても言及した。さらに、「映画をつくる人たちの個人的な声が届きにくい状況になっている。そういった人たちを助けるのが映画祭だと思う」と神妙な面持ちで語った。

その流れで、話題の中心は「映画メディアの危機」へ。監督第2作「春の日は過ぎゆく」(01)で、同映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞したホ・ジノは「今の世の中は、インターネットや携帯に寄りすぎていて、映画もそちらに流されている。だが、こういった映画祭がその流れを少し緩やかにしてくれると信じている」と期待を込める。

05年の「雪に願うこと」が、同映画祭東京サクラグランプリを受賞した根岸は「映画が生まれてから約120年。その間にストーリー中心のウェルメイドな映画が量産された『巨匠の時代』で映画は食い尽くされ、それが現在の危機を招いていると思う」と持論を展開。それでも、「映画は再び成熟の時期に向かうのではないかと思っている。今は携帯電話でもハイビジョンの映像を撮ることができる時代だが、映画はスクリーンの大きさに意味がある。リュミエール兄弟が最初に撮った汽車の映像のように、自分たちがいかに大スクリーンに耐えうる映像をつくり上げることができるかに賭けてみたい」と映画への思いを新たにしていた。

コンペティション部門15作品の中から選ばれる最高賞の東京サクラグランプリほか主要各賞は、映画祭最終日の31日に発表となる。

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