真矢みき、カトリーヌ・ドヌーブの誕生日を祝福
2010年10月24日 22:07
[映画.com ニュース] フランソワ・オゾン監督の新作「しあわせの雨傘」が10月24日、第23回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、主演のカトリーヌ・ドヌーブが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶に立った。
朝のジョギングを日課にする平凡な主婦スザンヌ(ドヌーブ)が、夫の急病を機に、雨傘工場の経営を任されることに。女性ならでのは感性で、傾きかけた工場を大繁盛させ、人生の喜びに目覚めるコメディタッチの人間ドラマ。ドヌーブとオゾン監督がタッグを組むのは「8人の女たち」以来、約8年ぶり。「彼も私もこの8年で変わったかもしれない。でもすぐに親密な関係性を取り戻し、エネルギーと時間を要する現場で助け合うことができた。特に本作のようなコメディには、良好な関係が必要ですもの」とオゾン監督との再タッグを楽しんだ様子だ。
ドヌーブは劇中で、赤色のジャージに身を包んだ“ヤンクミスタイル”を披露し「皆さんは驚くかもしれないけど、古くからの友人はあまり驚かないのでは(笑)」。頭にヘアローラーを付けたまま外出してしまうというユニークな設定は、ドヌーブ本人の発案。「人生を楽しむコツは、今この瞬間を楽しむことなの」と茶目っ気たっぷりに話した。
10月22日に67歳の誕生日を迎えたドヌーブを祝福するため、女優の真矢みきが豪華な花束を持って登場。「スクリーンを飛び出して、直接お目にかかれるのがとても光栄。いつもエレガントで凛とした強さを感じる」と尊敬のまなざし。そして「私も半世紀近く生きていると、いろんな面で賢くなってしまう。でもこの映画を見て、いつまでも好奇心旺盛に生きようと、元気が沸いてきました」と称えると、ドヌーブも大いにうなずいていた。
「しあわせの雨傘」は2011年1月から全国で順次公開。