北川景子「パラダイス・キス」撮影で故郷・神戸コレクションに“凱旋”
2010年8月29日 21:00
[映画.com ニュース] 女優の北川景子が8月29日、主演最新作「パラダイス・キス」の撮影で故郷の兵庫・神戸に凱旋した。同市内のワールド記念ホールで行われた「第17回神戸コレクション2010 AUTUMN/WINTER」に、シークレットゲストとして2008年以来2年ぶりに参加。リハーサルはなく本番1回のみの撮影だったため、事前に何も知らされていなかった約1万人のファンは大興奮で、スタンディングオベージョンで出迎えた。
同作は、「NANA」で知られる漫画家・矢沢あいの人気コミックを実写映画化するもので、北川と向井理が初共演することでも注目を浴びている。ファッション誌「Zipper」で1999~2003年に連載され、類型発行部数500万部を超える大ヒットを記録。自らの将来を思い悩む受験生やファッションデザイナーを目指す学生たちの葛藤(かっとう)や恋愛、友情を軸に描く。
主人公・早坂紫(ゆかり)として約100人のモデルの大トリで登場した北川。向井扮するジョージらデザイナーの卵たちから、学園祭で行うファッションショーのモデルにスカウトされたことをきっかけに自らの夢を見つけ、歩むべき道へと踏み出していくという役どころ。この日の撮影は、劇中冒頭から3年後、トップモデルになった紫がランウェイを歩くクライマックスシーンだ。
北川は、この撮影を楽しみにしていたそうで、本番直前もナーバスにならず「リハーサルができなかったので歩く高さや距離がわからず少し不安ですが、撮影の合間に練習しているので楽しんで歩けたら」とリラックスした様子。このシーンのためだけにデザインされた「Filange by L'EST ROSE」のドレスを身にまとい、終始笑みをたたえ堂々と約20メートルのランウェイをウォーキングした。
撮影を終えると、「あっという間でした!! お客さんの盛り上がりも一瞬だったので分からなかったですが、すっごい楽しかったです」と興奮気味。さらに、「こんな経験初めてで、緊張感がたまらないです。これがどんなシーンになるか、スクリーンで見るのが楽しみ!」と満足げに語った。
「パラダイス・キス」は、2011年に全国で公開予定。