高良健吾、藤井フミヤ新曲PVに出演 主演映画の1年後描く
2010年8月16日 12:07

[映画.com ニュース] 藤井フミヤが作詞・作曲を4年ぶりに手がける新曲「今、君に言っておこう」のPVに、俳優・高良健吾が出演していることがわかった。高良の主演映画「おにいちゃんのハナビ」の主題歌として、藤井が同曲を手がけたことから実現。同作のロケが行われた新潟・小千谷の田園で撮影された。
藤井が映画に楽曲提供するのは、イ・ビョンホン主演作「夏物語」(2007)日本語吹き替え版のエンディングテーマ曲「大切な人へ」以来、実に3年ぶり。実写の日本映画の主題歌は初めてになる。映画は新潟・小千谷の花火大会「片貝まつり」を舞台に、白血病を患い余命わずかな妹から生きる勇気をもらった兄が、引きこもり生活から脱却し再生する姿を、両親とのきずなとともに描く。
一男一女の父でもある藤井は、曲が入った同作を鑑賞したところ号泣するほどの感銘を受けたという。同作のメガホンをとった国本雅弘監督とはTBS系ドラマ「時間ですよ」で助監督だったころからの知り合いだったため、PV制作の依頼をしたところ快諾。打ち合わせを重ねるうち高良の出演案が浮上したそうで、2人が九州出身という縁もあり、すんなりと決まった。
藤井の楽曲PVには、これまでにも坂井真紀や吉川ひなのらが出演しているが、作品とリンクする形でのコラボレートは初めて。制作されたPVは、映画の1年後の設定で描かれている。藤井は、「この映画って、“命”がキーになっている。明日何が起こるか分からないし、未来は予測と願望でしかない。今を大事にという思いを込めて歌いました」と話す。高良に対しては、「どの作品を見ても高良くんが出ているし、これからどんどん味が出てすごい役者になるんじゃないかな。僕はこれから高良ウォッチャーとして見守り続けますよ」とエールをおくる。
一方の高良は、九州出身の大先輩を「チェッカーズは知っています。テレビでよく見ていましたから」とまぶしげに見つめる。PV撮影時には、藤井から小さなカエルを「プレゼントだ」と手渡されニッコリ。今年は「ソラニン」や「ボックス!」など映画出演が相次ぎ、今後も「ノルウェイの森」など話題作が目白押しだ。
「おにいちゃんのハナビ」では初めて“座長”を務めるが、「名前が1番手にくるといっても、現場に長くいるかいないかの違いで、やることは変わりません」と謙虚な姿勢を崩さない。それでも、「映画ってずっと残っていくものだし、人の中で育っていくもの。もっと打ちのめされたいなあと思うことはあります。ただ、野望はゼロです。ハリウッドも興味ないですし」と語り、日本映画へのこだわりをのぞかせた。
また、同作では「twitter de 寒~いセリフコンテスト」を実施。劇中で高良扮する太郎が“寒い”セリフを口にすることにちなみ、twitter内でハッシュタグ♯samuiyoonichanをつけてつぶやくと、「寒いよ大賞」にエントリーされる。最も寒いセリフをつぶやいたと認定されると、華役の谷村美月から初公開の撮り下ろし特別動画がおくられる。
「おにいちゃんのハナビ」は、9月25日から全国で公開。
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