小泉今日子&永瀬正敏、映画「毎日かあさん」で再び“夫婦”に
2010年7月7日 06:00
[映画.com ニュース] 小泉今日子と永瀬正敏が、西原理恵子の代表作を実写映画化する「毎日かあさん」で夫婦役として共演を果たすことが決まった。1995年2月22日に結婚した2人は、04年2月22日に離婚。土屋アンナ主演作「さくらん」(07)で共演しているが、直接の絡みはなかったため、本格的な共演は02年に放送された日本テレビ系ドラマ「私立探偵 濱マイク」以来となる。
小泉は、9年間連れ添ったパートナーとの“再会”に「永瀬氏との共演は時が過ぎたといいますか、同業として戦える日が来たのだとうれしく思います。いろいろあった私たちだからこそ出来ることがあるはずです」と意欲的。一方の永瀬も、「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女と話していたことが、この素敵な物語で実現することをうれしく思っています」と受けて立つ覚悟だ。
企画が持ち上がった約2年前、明るく愛情深いが毒や鋭さを併せ持つ主人公役として、小泉の起用が先に決定。その後、豪快でありながら繊細な面をもつ夫役として、製作サイドから永瀬の名前が満場一致で挙がった。小泉の了承を得たうえで出演オファーをしたところ、永瀬は驚いたものの出演を快諾したという。
「かぞくのひけつ」(06)の小林聖太郎監督がメガホンをとる同作は、02年10月から毎日新聞の朝刊に週1回連載されている人気漫画で、シリーズ累計発行部数は150万部を突破。04年に文化庁メディア芸術祭賞、05年に手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、テレビ東京系でアニメ化されている。映画は、実際の西原家で起こったエピソードをもとに、主人公の漫画家であるサイバラリエコと元カメラマンの夫カモシダユタカ、6歳の息子、4歳の娘が繰り広げる笑いあり、涙ありの日常生活を描く。
原作者の西原は、映画化にあたって「自分の人生の代表作になるかもしれないので、うれしくもあり心配でもありという感じです」と本音を吐露。それでも、西原作品の大ファンだという小泉が自らを演じることに「お互いいろんなことがあった同世代の女性なんで、『いろいろあったね』というところを上手にやってくれるんじゃないかな」。夫で戦場カメラマンだった故鴨志田穣さんに扮する永瀬については、「鴨ちゃんぽい人ですよね、雰囲気が。『どのツラ下げて帰ってきたんだ感』みたいなものが映画の中でばっちり出ると思います(笑)」と期待を寄せる。
元夫婦が映画、ドラマなどで夫婦を演じるのは異例中の異例。かつて女性誌「anan」の対談で知り合い、意気投合した小泉と永瀬。挙式・披露宴を行わず、結婚を記念して開催した写真展では入浴中の半裸写真を隠すことなく一般公開した。「ジミ婚」の走りとして若い女性から圧倒的な支持を得た2人が、離婚を経て円熟味を増した今、どのような心境で向き合うのかに大きな注目が集まる。
8月中旬にクランクインする「毎日かあさん」は、2011年新春に全国で公開。
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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