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ウッディ・アレン監督が選ぶ自作ベスト6

2010年7月5日 11:40

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自分に厳しいウッディ・アレン監督
自分に厳しいウッディ・アレン監督
Photo:アフロ

[映画.com ニュース] 74歳のウッディ・アレン監督が、英タイムズ紙のロングインタビューに答えて、40本を超えた自作と自身の老いについて語った。

自作に満足しているかの問いに「ノー」と即答したアレン監督。自分には、ほとんどの監督が生涯得ることのできない「制作上の自由」があったにもかかわらず、それを生かすだけの才能がなかったと自身のキャリアを振り返っている。そして、「40作品中30本が傑作で、あとは8本の崇高な失敗作と、2本の汚点。そのぐらいの配分であってしかるべきだったが、そうはならなかった。どれも映画界の標準からすればそこそこ楽しめる作品だったかもしれないが、黒澤やベルイマン、フェリーニ、ブニュエル、トリュフォーといった人たちの映画を見たあとに私の映画を見るといい。(中略)ある程度の年齢になると、人は自分の凡庸さを認めざるをえないものだ」と淡々と話した。

そんななか、アレン監督が自身のフィルモグラフィのなかでほかよりも若干優れているとして挙げたのが以下の6作品。ただし、今後も映画作りを辞めるつもりはないとのことで、「映画を作っていなければ、家に引きこもってずっと自分の死について考えてしまうだろうからね」というのがその理由だそうだ。

▽「カメレオンマン」(83)
▽「カイロの紫のバラ」(85)
▽「夫たち、妻たち」(92)
▽「ブロードウェイと銃弾」(94)
▽「マッチポイント」(05)
▽「それでも恋するバルセロナ」(08)

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