松たか子主演「告白」にハリウッドからリメイクのオファー殺到
2010年6月5日 15:40

[映画.com ニュース] 松たか子の主演最新作「告白」に、ハリウッドのメジャースタジオを含む数社からリメイクのオファーが殺到していることが分かった。公開初日となる6月5日、配給の東宝が発表したもので、5月に行われた第63回カンヌ映画祭のマーケットに出品した際に行われた、海外セールス向けの試写会で好評を得たことが大きなきっかけになったという。
松をはじめ、共演の岡田将生、木村佳乃、中島哲也監督は、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で舞台挨拶を敢行。ハリウッドからのリメイクに関するオファーという報告に、場内からは喝さいがおくられた。中島監督が予想する主要キャスト3人の名前についても、松が演じた中学校教師の森口はニコール・キッドマン、岡田扮する空気の読めない代理教師をダニエル・ラドクリフ、木村が担当した殺人犯の母親役をサラ・ジェシカ・パーカーと“告白”。中島監督は、「居酒屋で酔っ払っているときに聞かれたから、こんな場所で発表されるとは思っていなかった」と苦笑いを浮かべた。
英国、アイルランド、台湾、香港での配給が決定したことも報告され、アメリカ、カナダ、スウェーデン、スペイン、韓国で開催される5カ国7映画祭からは正式招待を受けている。6月10日で33歳になる松は、「撮影を含め完成まで大変でしたが、きょうという日を迎えられて、皆さんひとりひとりの感情に作品が吸い込まれていくようです」と感無量の面持ちだった。それでも、中島監督の「松さんは日本のニコール・キッドマンと呼ばれていますから」というひと言には、「何でそんなウソを言うんですか! 今まで一度も言ったことなかったくせに!」と笑顔でツッコミを入れていた。
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