宮崎あおい、アニメ映画「カラフル」で4年半ぶり声優に挑戦
2010年6月2日 05:32

[映画.com ニュース] 宮崎あおいが、直木賞作家・森絵都のベストセラー小説をアニメ映画化する「カラフル」に約4年半ぶりとなる声優として出演することが決まった。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!大人帝国の逆襲」(2001)や「河童のクゥと夏休み」(07)などで知られる原恵一監督のもと、麻生久美子、南明奈、中尾明慶、高橋克実ら豪華キャストが顔をそろえる。
同作は、大きな過ちを犯して死んだ“ぼく”が、人生再チャレンジをガイドする天使のプラプラにチャンスを与えられ、自殺して息を引き取ったばかりの中学生・小林真の体に入り込んで生きていくなかで、家族や同級生との関係を通して本当に大切なものが何かに気づかされていく感動作だ。
宮崎が声を担当するのは、真の様子が変わったことを敏感に感じ取り、何かと付きまとうようになるクラスメートの佐野唱子。声優は「銀色の髪のアギト」(06)でトゥーラ役を務めて以来、約4年半ぶりとなる。原作の大ファンだったといい、「不安だし自信もなかったけど、やっぱり大好きなのでどうしても参加してみたいと思い、一生懸命演じました。本当にいいお話で、自分が生きている意味とか、ふだんあまり考えないことを考えさせられる作品になっていると思います」と語った。

また、主人公・真の母に扮した麻生は声優初挑戦となったが「ずっと原さんのファンだったので、お話を聞いた瞬間、内容も役も聞く前から『やります!』と答えていました」と振り返った。さらに、「監督は厳しい方というイメージだったので『大丈夫かな』と不安だったんですけど、実際はすっごい優しい、ふわっとした雰囲気のかたで安心しました」と話す南は、援助交際をしていると噂の中学生を演じた。
日本を代表するアニメーション監督としての立ち位置を確立した原監督は、「声で孤独感を表現できる人だと思っていました」と宮崎にオファーした理由を説明。さらに、麻生については「以前からあこがれの女優さんで、声もすごく好きでした。いつかは自分の作品に参加してもらいたいと思っていました」と“相思相愛”ぶりをうかがわせた。
真を演じるのは冨沢風斗で、プラプラ役はまいける。中尾が真の兄、高橋が父に扮するほか、入江甚儀、藤原啓治も出演する。
「カラフル」は東宝配給で、8月21日から全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)