レオナルド・ディカプリオ「僕が目指すものは10代から変わっていない」
2010年4月8日 11:34

[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオが、マーティン・スコセッシ監督と4度目のコンビを組んだ主演最新作「シャッターアイランド」。プロモーションのため3年ぶりに来日したディカプリオに話を聞いた。
同作は、絶海の孤島に建つ、精神異常犯罪者を収容する刑務所を舞台に展開するサスペンスミステリー。ある女性収監者の失踪事件を捜査する連邦保安官テディ(ディカプリオ)が、さまざまなナゾを解き明かしていく過程で自らの過去と向き合うことになり、心身ともに追い詰められていく姿を描く。
近年、肉体的にも精神的にもハードな役どころの多いディカプリオだが、意識したうえでそうした役を選んでいるわけではないという。「僕はタイプ分けして映画や役を選んでいない。脚本を読んで反応するものがあるかどうかが決め手だよ。このキャラクターになって何かを言いたい、一部になりたいという気持ちがあれば、それがどんなジャンルのどんな役だろうと受ける。自分の心の反応に従って決めているんだ」
10代でオスカー候補になるなど演技派として知られているが、その評価はスコセッシ監督と初めて組んだ「ギャング・オブ・ニューヨーク」以降、ますます高まるばかり。巨匠との出会いが俳優としての方向性に変化をもたらしたかと問えば、それは変わらなかっただろうと分析する。

「僕がどういう役者を目指しているかは、10代のころの映画を見てもらえれば分かると思う。『ロミオ&ジュリエット』や『タイタニック』にも出たけど、あれらはどちらかというと少し横道にそれたもの。ああいう作品もやってみたいなという好奇心があってやったけれど、僕が本来やりたいのは、それ以前のものに表れていると思う。全然タイプが違うよね。そちらのほうが僕の本筋なんだ。スコセッシに出会わなかったとしても、その線は貫いていたと思う。だから、結局はいまの立ち位置に来ていると思うんだ」
近年は自身の製作会社を設立し、プロデューサー業にも進出しているが、スコセッシ監督と映画を作り続けることで、監督業への興味は沸いてこないのだろうか。
「最近よく聞かれるんだ。『あなたは監督をする気はないのか?』ってね。でも、僕は監督の仕方が分からないんだ。『スコセッシの仕事を見ているんでしょ?』って言われるけど、僕は自分のことで精一杯で、カメラがどうとか、照明がどうとか見ていないんだ。もし客観的にスコセッシの映画作りの現場を見ていれば学べるかもしれないけど、いつも自分の役に没頭しているからね。プロデューサーというのは、お客の立場からストーリーを考えたりして指示するだけで済むからやっているけど、監督となるとそうもいかない。だから、まだ監督をやる余裕は全然ないよ」
「シャッターアイランド」はパラマウント配給で、4月9日から全国で公開。
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