「午前十時の映画祭」2011年は全国100作品で100万人動員目指す
2010年2月23日 21:16

[映画.com ニュース] 往年の名作洋画50本を1年間にわたり連続上映する企画「午前十時の映画祭」が、2月6日より全国各地でスタートした。主催である一般社団法人映画演劇文化協会の高橋昌治副会長、企画プロデューサーの中川敬が2月23日、東京・日比谷の東宝本社で興行状況報告会を行った。
公開2週を終え、全国25劇場の興行収入は2728万5300円で、観客動員は2万8489人。作品別の興行成績は、首位がTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京)で上映された「ショーシャンクの空に」で176万3800円、第2位にTOHOシネマズなんば(大阪)の「ニュー・シネマ・パラダイス」(146万8500円)、第3位に天神東宝(福岡)の「大脱走」(113万2500円)と続いた。また、幅広い年代の客層に支持され、なかでも年間20本以上の映画を鑑賞するヘビーユーザーの割合が来場者の約3割を占めていることが、劇場アンケートの結果で明らかになった。
中川プロデューサーは、「『アバター』が大ヒット中だったので心配していたが、まずまずの出足で安心した。年間動員目標の50万人は超えられそうなので、ぜひ70万人を目指していきたい」と予想以上の手ごたえを感じている様子。次年度の開催についても、「何とか実現したい。来年は今年の作品50本に加え、100作品で100万人動員を目指したい」と意気込んだ。
「午前十時の映画祭」は、全国25劇場で開催中。
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