「ほしのふるまち」オーディション大盛況 女性5人の出演決定
2010年2月2日 07:00

[映画.com ニュース] 原秀則の人気漫画を映画化する「ほしのふるまち」の出演者を選ぶ「ほしのふるまち TOYAMAデビューオーディション」が1月31日、富山市内のホールで行われた。富山県内外から約800人の応募が寄せられ、この日は46人が参加。一次審査を通過した14人が最終審査に臨み、樋口瑞姫さん(16)、河内美澪さん(15)、松田梨沙さん(16)ら5人の映画出演が決定した。
同作は、「週刊ヤングサンデー」(小学館)で2006~08年に連載された同名漫画が原作。「人は誰でも輝ける場所がある」という普遍的なメッセージを、東京の進学校から富山の高校に編入した主人公の恒太郎の苦悩と成長を軸に、地元の少女・渚との出会いをきっかけに“前進”していく姿を描く青春ラブストーリーだ。
オーディションには、同作でメガホンをとる川野浩司監督、長谷川京子や新垣結衣が所属するレプロエンタテインメントの堀田昌志氏らが参加し、演技力や歌唱力を審査した。木村大作監督の「劔岳 点の記」への出演経験がある樋口さんは、「監督の話を聞き、もっと演技の勉強がしたい」とニッコリ。川野監督が演技力を高く評価した河内さんは、「原作のイメージを大切にしながら、明るい自分らしさを出せたら」と話した。
富山県では、オーディション前日の30日に「ほしのふるまち前夜祭」を開催。石井隆一知事が映画の全面支援を宣言し、製作支援委員会の発足も発表。すでに原作を読破しているそうで、「さわやかな青春をテーマに、(映画の舞台となる)氷見の美しい自然や人間関係が描かれている」と絶賛。堂故茂氷見市長も、「若者だけでなく全国の人に共感される作品に育ってほしい。映画化を機に、市民のもてなしの心を磨きたい」と意気込んだ。
「ほしのふるまち」は 、2011年春に公開予定。
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