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「007」の権利をめぐるMGMの競売、第1ラウンド終了

2010年1月20日 11:30

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早く決めてくれないと新作が進まない
早く決めてくれないと新作が進まない

[映画.com ニュース] 「007」シリーズの権利を所有しながら、約37億ドルの負債を抱え競売にかけられている米スタジオのMGMが、1月15日の最初の締め切りまでに数社からの入札を受けたと発表した。

入札者の企業名や今後のスケジュールは明らかにされていないが、タイムワーナー、インドのリライアンス・エンタテインメント、ライオンズゲート、AT&T、リバティ・メディア、サミット・エンタテインメント、ニューズ・コープなどが名乗りを上げたものと見られる。ニューズ・コープを含む12社以上の企業が、競売に先立ち同社の守秘義務に関する同意書にサインしたことが分かっている。

MGMは、「すべての入札額を検討したのち、第2段階となる戦略的再考に入ります」と述べている。現段階の入札額は、MGMの非公式の目標額20億ドルから25億ドルを下回っているものと見られ、すぐに落札が決まることはないと予想されている。

同社の債務保有者140人は、 約37億ドルの負債の返済期限を1月31日まで延長することに同意しており、今後の競売プロセスによってさらなる延長も予想される。

MGMの資産には、「007」シリーズの権利のほか、4000タイトルを所有するライブラリー、ユナイテッド・アーティスツ(UA)、「ピンクパンサー」シリーズの権利、共同出資している「ザ・ホビット(原題)」2部作(ギレルモ・デル・トロ監督)の権利などがある。

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