「スパイダーマン4」延期で「パイレーツ・オブ・カリビアン4」が公開繰り上げ
2010年1月7日 18:06

[映画.com ニュース] 2010年はまだ始まったばかりだが、全米映画関係者の意識は遠く2011年5月に飛んでいるようだ。サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の人気シリーズ最新作「スパイダーマン4」の撮影が延期されたことが1月6日に明らかになったが、それを受けて早くも他スタジオが動き出した結果、1月7日の数時間のうちに、ブロックバスター2本の公開日が相次いで決定した。
もともと「スパイダーマン4」の全米公開日は、早い段階から2011年5月6日に設定されていた。この日はサマーシーズン最初の週末にあたり、夏の大作を公開する絶好の日取りと捉えられているからだ。「スパイダーマン4」を配給するソニー・ピクチャーズは、現時点では公開の延期までは明言しておらず、何とかこの公開日を死守したいところだろうが、製作の進行状況を見る限り、事実上延期は避けられないというのが大方の見方だ。
そこでこの絶好のポジションに入るべく先手を取ったのが、パラマウント配給の「ソー(原題)」(ケネス・ブラナー監督)。スタジオこそ違うが「スパイダーマン」シリーズと同じマーベルコミックの映画化で、本来は2011年5月20日の公開を予定していた。こちらは公開が2週間早くなったことになる。
さらにこのパラマウントの決定が報道されてから数時間もしないうちに、今度はディズニー配給のジョニー・デップ主演「パイレーツ・オブ・カリビアン4(Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides)」の全米公開日が、もともと「ソー」の公開日だった5月20日に決定したというビッグニュースが飛び込んできた。こちらは今まで2011年夏の公開としか発表されておらず、まさに機に乗じた格好。ただし、「パイレーツ4」も未だキャスティングが不透明といった問題を抱えている。
いずれにしても、はじき出された格好の「スパイダーマン4」の公開の行方も含めて、今後の展開から目が離せなくなりそうだ。
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