藤原竜也、林遣都にソバおごられ“イカ”呼ばわり
2009年12月25日 20:24

[映画.com ニュース] 吉田修一の山本周五郎賞受賞作を行定勲監督が映画化した「パレード」の完成披露試写会が12月25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介、行定監督が舞台挨拶に立った。
ルームシェアをする4人の若者の穏やかな生活に、ひとりの少年が紛れ込むことでゆがんでいく姿に焦点を当てる。原作は青春群像劇として描かれているが、映画では人との表面上だけの浅い交わりがもたらす弊害を軸に添えている。行定監督は、「クリスマスなのにこの映画で良かったんだろうか。青春映画のふりをした恐怖映画です」と自信満々に笑った。
主演の藤原は、「めちゃくちゃ面白かった。同世代の俳優と組むのは初めてだったので、本読みの段階からナチュラルな芝居をやってしまえる人たちを前に、自分の背負っているものをそぎ落としていく作業から入っていった」と充実した表情。また、撮影を振り返り「遣都にイカ天ソバをおごってもらいました。それ以来、イカって呼ばれています」とジョークで盛り上げると、林も「これは僕の大きな自慢です」と胸を張り、笑いを誘った。
同作は、2010年2月11日に開幕する第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品が決定。行定監督にとっては「GO」「きょうのできごと/a day on the planet」以来3度目となるが、「意外だった。日本の若者像ってヨーロッパの人には分かりにくいものだから。でも、ベルリンのディレクターは、その曖昧さを気に入ってくれたみたい」とニヤリ。貫地谷が行定監督をじっと見つめながら「行きたい……」とアピールすれば、小出は「ベルリンで『パレード』したいですね」とダジャレで喝さいを浴びていた。
「パレード」はショウ・ゲート配給で、2010年2月に全国で公開。
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