中山美穂、12年ぶり舞台挨拶に「やっとという思い」
2009年10月28日 11:27
[映画.com ニュース] 中山美穂の12年ぶりとなる主演作「サヨナライツカ」の完成披露試写会が10月27日、東京・新宿バルト9で行われ、中山をはじめ共演の西島秀俊、石田ゆり子、イ・ジェハン監督が舞台挨拶に立った。
本作は、タイ・バンコクを舞台に、決して結ばれることのない男女の25年に及ぶ愛の軌跡を描く物語。中山の夫で作家・歌手の辻仁成の同名小説を、「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が映画化した。
黄色のドレス姿で登場した中山は、「やっとという思いで完成した。何度も見てもらいたい作品で、皆さんがどう思うか楽しみ」とニッコリ。そして、「緊張しますが、うれしい気持ちのほうが大きい。待っていてくれた人たちの期待に応えられる、全ての人たちに感動してもらえる作品だと思う」と自信をのぞかせた。中山に“愛される”相手役を務めた西島は、「中山美穂さんでなければ完成していない。撮影現場を支える存在で、自分のことは考えず作品のことだけを考える姿勢に勇気づけられた」と感心しきりだった。
また中山は、自身の夫の小説の映画化について「原作と映画は別物で、映画には映画の魅力があると思う」と大人の反応。それでも、「原作と同じく人を愛し続けることをテーマに描かれている。映画を見て愛について、人生について、生きることについて話し合ってくれれば。壮大なラブストーリーを楽しんでください」と訴えた。
「サヨナライツカ」はアスミック・エース配給で、2010年1月23日から全国で公開。
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