チャン・ツィイーが殺人鬼を演じる「ホースメン」監督に聞く
2009年10月23日 17:14
[映画.com ニュース] マイケル・ベイ製作、チャン・ツィイーが美しき殺人鬼を演じた「ホースメン」のジョナス・アカーランド監督が、女版“ハンニバル・レクター博士”ともいえるキャラクター構築について、豪腕プロデューサー、マイケル・ベイとの仕事について語った。
新約聖書のヨハネの黙示録になぞらえた連続猟奇殺人事件をめぐって、ベテラン刑事(デニス・クエイド)と犯人グループとの攻防戦がスリリングに展開する同作。とりわけツィイー演じる殺人鬼が、「羊たちの沈黙」のレクター博士を彷彿とさせる知性と残虐性を持ち合わせている点が見ものだが、アカーランド監督は「素晴らしい比較だと思うけれど、彼女が演じたクリスティンはかわいそうな境遇の女の子。悪い影響を受けて、あのようになってしまった。そこにシンパシーを感じてほしいかな(笑)」と殺人鬼誕生までの背景に注目してほしいとアピールした。
「テキサス・チェーンソー」「13日の金曜日」など往年の名ホラーをリメイクしてきた、マイケル・ベイ率いるプラチナム・デューンズ初のオリジナル脚本作品。社を挙げてのプロジェクトだけに、豪腕ぶりで知られるベイから大量の注文を受けたのではないだろうか? 「マイケルには詳細をすべて伝えたけれど、積極的にかかわってくることはなかったよ。ムチャぶりをする人だということは知っていたけれど(笑)、僕たちは悪い関係にはならなかったよ。マイケルが僕の前作『SPUN スパン』などを見て、信頼してくれていたはずだから」
劇中には“サスペンション”という人間を吊るすショッキングな装置が登場。「ソウ」シリーズ顔負けの残酷描写に目を覆いたくなるが、「ほかのサスペンス・スリラーと違う点は、人間ドラマがあることさ」と差異を強調。そして、「テーマの中心は家族。“ドラマ・スリラー”とでもいうべきものとして理解したほうがいいかもしれないね」と語った。
「ホースメン」は10月24日公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー