マイケル・マン監督が、報道写真家ロバート・キャパの伝記映画に着手
2009年10月7日 04:59

[映画.com ニュース] 「ヒート」「コラテラル」のマイケル・マン監督が、第2次世界大戦など5つの戦争の現場を生々しく記録した、報道写真の第一人者ロバート・キャパの伝記映画を手がけることが分かった。
米映画情報サイトRope of Siliconなどによると、スペイン人作家スサーナ・フォルテスによる小説「Waiting for Robert Capa」を映画化するもので、コロンビア・ピクチャーズが製作。映画は1935年、ユダヤ系ハンガリー人の難民としてフランス・パリに暮らすキャパが、ユダヤ系ドイツ人の難民であるゲルダ・タローと出会い、ともに写真家としての道を歩み始めるところからスタートする。1年後、激化したスペイン内戦によって、キャパは戦場カメラマンとしてその名を知られるようになり、タローは最前線に赴いた初の女性報道カメラマンとなる。
キャパは、43年にアメリカの有名誌「ライフ」と契約し、47年に世界的な写真家集団「マグナム・フォト」を設立。54年、40歳のときにインドシナ戦争の取材で訪れたベトナムで地雷を踏み死亡した。翌55年、アメリカ海外記者クラブとライフ社によって、優れた報道写真におくられる「ロバート・キャパ賞」が創設された。
マン監督が実在の人物を映画化した作品には、元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリの半生を綴ったウィル・スミス主演作「ALI アリ」、30年代に暗躍したカリスマ的ギャング、ジョン・デリンジャーを描いたジョニー・デップ主演の新作「パブリック・エネミーズ」(12月12日日本公開)がある。
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