亀山千広プロデューサーが外国特派員に「サイドウェイズ」製作経緯明かす
2009年10月2日 17:01

[映画.com ニュース] 米映画を日本人キャストでリメイクした「サイドウェイズ」の外国特派員向けの試写会が10月1日、東京・有楽町の外国特派員記者クラブで行われ、プロデューサーを務めた亀山千広とチェリン・グラック監督が会見した。
第77回アカデミー賞で主要5部門にノミネートされ、最優秀脚色賞を受賞した「サイドウェイ」を日本映画として生まれ変わらせた話題作とあって、場内は約200人の特派員が結集する盛況ぶり。亀山プロデューサーは、「アメリカには大人のための青春映画がたくさんあるが、日本にはあまりない。そういう作品がつくれたらいいな、と思ったのがきっかけ」と製作に至る経緯を説明した。
また、キャスティングについても「小日向文世さんと生瀬勝久さんは、情けない男に見えるから。鈴木京香さんはワインバーで口説き落としました。(米での知名度のある)菊地凛子さんは、出演が決まったら20世紀フォックスから了承をもらえると思った」と語り、場内は爆笑の渦。それでも、「まじめな話ですが、菊地さん以外の3人は舞台経験が豊富なので、コメディをしっかりと演じてくれると思ったから」と話した。
チェリン監督は、日本人と臨んだ撮影現場について「すごくプロフェッショナルだったが、もっとはっきりと意見を言ってほしかった。リドリー・スコットが『ブラック・レイン』を撮影したときに『日本人のイエスはノーで、ノーは多分ってことだ』と言っていたが、その通りだ」と振り返った。すると亀山プロデューサーが「日本人はどうしても遠慮しますから。ただ、チェリンは気がつかなさすぎ」と横やりを入れていた。
「サイドウェイズ」は、10月31日から全国で公開。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら“死ぬ→生き返る→死ぬ→生き返る”…無限労働だった話
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画料金は高すぎる…!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

異常な映画みつけました
【クレイジー】壮大VFXを監督がほぼ1人で製作、完成に12年、正確に言うと未完成…面白すぎる
提供:Henge