妻夫木「涙が自然に出るのは脚本のおかげ」。「ノーボーイズ,ノークライ」初日
2009年8月24日 12:00

[映画.com ニュース] NHK大河ドラマ「天地人」の直江兼続役ですっかり国民的俳優となった妻夫木聡と、韓流スリラー映画「チェイサー」で注目を集めた韓国の若手実力派俳優ハ・ジョンウの共演が話題の青春ドラマ「ノーボーイズ,ノークライ」(キム・ヨンナム監督)の初日舞台挨拶が8月22日、東京・渋谷のシネマライズで行われ、妻夫木、徳永えり、貫地谷しほり、柄本佑が挨拶を行った。
同作は、韓国から日本へ密輸品を運ぶヒョング(ジョンウ)と、それを受け取る亨(妻夫木)が、ひとりの女性から父親探しを依頼され、行動を共にするなかで固い絆で結ばれていくというストーリー。
妻夫木は、妹役を演じた徳永から「蹴ったりするシーンもありますが、現場では優しいお兄さまでした」と言われると「僕は末っ子で、小学生の時に妹がほしくて両親に頼んだら『無理!』と言われて(笑)。映画で(兄妹を)疑似体験できたので良かったです」とニコニコ。また、貫地谷は「(妻夫木の)リハーサル、本番と、芝居の変化を間近で見ることが出来た。男泣きもたまらんです(笑)」と絶賛。これに対し妻夫木は照れながらも「僕自身、泣こうと思って泣けないタイプ。でも渡辺あやさん(『ジョゼと虎と魚たち』)の脚本は、そのまま自分も体験している気持ちになれる。だから自然と涙が出るんですよね」と振り返った。
続いて新作撮影のため、舞台挨拶を欠席したジョンウからの手紙が披露された。撮影中、何度も酒を飲みに行くなど親交を深めた妻夫木には「聡、この映画を成功させて、またおいしい酒を飲もう」とメッセージが寄せられると、「先日、ジョンウと一緒に取材を受けた際、酒の話ばかりしたら、翌日のスポーツ新聞に『妻夫木、酒豪』って書かれてしまって。今回もまた酒の話題ですか(笑)」とボヤく一幕も。
とは言え、「違う国の俳優さんで、初めて“親友”と呼べる人に出会えた」とジョンウとの確かな絆をかみしめながら、「韓国と日本って近いようで遠い国だと思ってたけど、それは自分だけの価値観。この映画がたくさんの人にとって、初めの一歩になってほしい」と初の合作映画出演に手応えを感じているようだった。
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