阿部サダヲ、11歳の天才子役・武井証に「またご一緒できたら」と感心しきり

2009年8月24日 12:00


もっとも大人びたコメントを発した、 武井くん(11)に登壇者らはタジタジ
もっとも大人びたコメントを発した、 武井くん(11)に登壇者らはタジタジ

[映画.com ニュース] 新堂冬樹のベストセラー小説「僕の行く道」を映画化した「ぼくとママの黄色い自転車」の初日舞台挨拶が、8月22日、東京・新宿バルト9で行われ、出演の武井証阿部サダヲ鈴木京香、原作者の新堂、河野圭太監督が登場した。

本作は、パリに留学中だと思っていた母が、実は瀬戸内海の小豆島にいると知った小学3年生の大志が、母に会いに自転車で旅立つ姿を描いた心温まるドラマ。主人公の大志役は、「BALLAD/名もなき恋のうた」でもクレヨンしんちゃんの実写版キャラを演じた11歳の子役・武井証阿部サダヲが大志の父親役、鈴木京香が記憶障害をもつ大志の母親役を演じる。

阿部は開口一番、「僕はあまり日焼けをしないので、ちょっとビックリしています」と、真っ黒に日焼けした原作者の新堂氏にタジタジの様子。鈴木も「夏真っ盛りの方がいらっしゃるので、私ももうちょっと日焼けしたかったです」とコメントすると、当の新堂氏も苦笑い。映画版について原作者自ら「正直、自分の作品より感動できました。 2度見て、2度とも号泣しました」とお墨付きを与えた。

また、子役としてキャリアが豊富な武井は、自らが演じた役について「お母さんに会いたい一心で小豆島に行く、すごく勇気のある子」と淀みなくコメント。「演じることで、もうひとりの自分を見つけることができる。将来は人に『また会いたい』と思わせる役者になりたいです」と小学生とは思えないしっかりとした発言に、他の登壇者も観客も感心しきりだった。阿部は「武井君の後だと(僕の)コメントのクオリティが下がってしまう。またご一緒できたらうれしいです。よろしくお願いします!」と武井に頭を下げ、笑いを誘った。

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