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フルCG版「ATOM」声優フレディ・ハイモア語る「アトムはミッキー・マウス」

2009年7月27日 12:00

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ミッキーほどの人気者になるか?
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[映画.com ニュース] 現在米カリフォルニア州サンディエゴで開催中のコミコン2009に、7月24日、手塚治虫の「鉄腕アトム」のフルCGアニメ映画「ATOM」(10月10日公開)の英語版声優を務めるフレディ・ハイモアクリステン・ベルが登場した。

日本人には誰でもおなじみの「鉄腕アトム」。実は全米でも「Astro Boy」の題で60年代以降、英語バージョンが数度にわたって放映されて人気を博しており、テンマ博士役に決まったニコラス・ケイジも、長年の大ファンだったことが知られている。

主人公アトムの声は、「ネバーランド」「チャーリーとチョコレート工場」の天才子役フレディ・ハイモア。そして映画版でまったく新しいキャラとして登場するのが、アトムと親しくなるお転婆少女コーラ。彼女の声を、TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」「HEROES/ヒーローズ」でおなじみのクリステン・ベルが演じている。

「『ATOM』は日本ではミッキー・マウスのような存在なんだ」とハイモア。「日本以外でも彼は有名になるべきだ。僕らはみんな、彼に共感するはずだよ。特に、みんなと違う自分を家族や周りの人々に認めてもらおうと必死になる姿にね。それにアクション場面ばかりでなく、笑えるシーンもあれば、とても深い含蓄あることを語り、悲しくなる場面もある」と熱く語る。

コーラ役でアニメ声優初挑戦のベルは「この映画のテーマはとても普遍的よ」と付け加える。そして本作の物語のアウトラインを次のように明かしてくれた。「劇中人類が住んでいるのはメトロシティという街で、宙に浮いている街なの。というのも、地表は廃品置き場になっていて、公害がひどくなったために、人類はメトロシティで暮らし、地表にはロボットを送って働かせている。そう、ロボットは2等市民みたいな位置づけで扱かわれているんだけど、そんなところに繊細な人間的な感情を持つロボット、アトムが登場するワケよ」

本作は、香港を本拠とするイマジ・スタジオが、オリジナル版を原作とし、手塚プロダクションや手塚治虫氏の長男・手塚眞とがっちりタッグを組んで製作を行っている。パネルディスカッションで上映された映像の評判も上々で、アトム役のハイモアは、初めてのコミコンを満喫していた。

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