「ウォール街2」の悪役に、「ノーカントリー」ハビエル・バルデムが決定
2009年6月4日 12:00
[映画.com ニュース] マイケル・ダグラス主演、オリバー・ストーン監督の「ウォール街2」に、「ノーカントリー」の冷酷無比な連続殺人鬼役でアカデミー助演男優賞など映画賞を総ナメにしたハビエル・バルデムが出演することが分かった。
米LAウィークリーのコラムニスト、ニッキ・ファンケのブログDeadline Hollywoodが伝えたもので、「ラスベガスをぶっつぶせ」「悲しみが乾くまで」の脚本家アラン・ローブが、今週中にも脚本第2稿を完成させる予定だそうだ。
その物語は前作から21年後という設定。刑務所を出たゴードン・ゲッコー(ダグラス)は大物投資家としての失った名声を取り戻す決意をし、一方で疎遠だった娘ウィニーとの関係修復をはかる。そんな折、娘の婚約者ジェイコブス(シャイア・ラブーフ)の相談相手でもあった投資家が謎の死を遂げる。ジェイコブスはその事件の黒幕が、バルデム演じる世界的なヘッジファンドマネージャーだと睨み、ゲッコーの手を借りて事件の真相を追うというストーリー。今回、ゲッコーは善玉として描かれるようだ。
バルデムの最新作は、ウッディ・アレン監督作「それでも恋するバルセロナ」(6月27日公開)。バルデムは「ノーカントリー」以前にも、「コラテラル」でトム・クルーズ演じる殺し屋のボスを演じており、この手の悪役はお手の物だろう。
20世紀フォックス製作の「ウォール街2」は、来年2月公開を目指し、8月10日より撮影がスタートされる。