トビー・マグワイア主演「東京サッカーパンチ」の相手役がアン・ハサウェイに
2009年6月3日 12:00
[映画.com ニュース] 「スパイダーマン」のトビー・マグワイア製作・主演作として2011年公開を目指し映画化を進めている、作家アイザック・アダムソンによる爆笑ハードボイルド小説「東京サッカーパンチ」(原題「Tokyo Suckerpunch」、邦訳は扶桑社ミステリー文庫)。
監督が「カラー・オブ・ハート」「シービスケット」でマグワイアと組んだゲイリー・ロス、脚本が「ビルとテッドの大冒険」「メン・イン・ブラック」のエド・ソロモンに決まっている同作は、マグワイア演じる主人公の恋人役として「レイチェルの結婚」のアン・ハサウェイが決まりそうだ。
「東京サッカーパンチ」は、来日したアメリカ人事件記者ビリー・チャカが主人公。チャカは、渋谷の飲み屋に飛び込んできた美しい芸者・蜜柑花にひと目惚れするが、謎の男たちに追われた蜜柑花は行方不明に。さらに、チャカの旧友の映画監督・佐藤実玖勝が焼死する事件が起こり、ヤクザ、巨大自動車メーカー、宗教結社が複雑に入り乱れ、仰天の結末へとなだれ込むというユーモラスなハードボイルドだ。
映画化される物語について、脚本家ソロモンが米Sci-Fi Wireに語ったところによると、主人公ビリー・チャカ(マグワイア)は自らの体験を題材にする、来日中のグラフィックノベル作家へと若干変更され、彼は自分が描く物語とはまったく似ても似つかない、不思議な国ニッポンの裏社会をめぐる冒険を体験する。その冒険に随行するのがハサウェイが演じると見られる女性編集者で、最後は2人のラブストーリーになるという。
なお、ヒロイン役には企画当初より、「カラー・オブ・ハート」でマグワイアと共演しているオスカー女優、リース・ウィザースプーンが噂に上っていた。