原作の印象的なシーンを再現した「重力ピエロ」冒頭4分間の映像を配信
2009年5月20日 12:00

[映画.com ニュース] 人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化した「重力ピエロ」(森淳一監督)本編の冒頭4分間の映像が公開された。
「重力ピエロ」は、大学院で遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と、落書き消しを仕事にしている春(岡田将生)の兄弟が、仙台市内で発生する連続放火事件と、その事件現場に残されるグラフィティアートの関連性に気付き、事件を追ううちに家族の隠された過去に向き合うことになるミステリードラマ。原作は、「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」「ラッシュライフ」など、映画化が相次ぐ伊坂作品の中でも特に人気が高く、直木賞候補にもなったほか、すでに100万部を超えるベストセラーとなっている。
公開された本編映像は、原作の印象的な書き出しと全く同じ一文「春が、2階から落ちてきた」という泉水のセリフから始まる。主人公の泉水が、弟の高校時代を回想する場面で、“2階から落ちてきた”という春は、季節の春ではなく、弟の名前であるということが示されるシーンでもあり、映画が原作の世界観をそのまま映像化している様子がよく分かる。
映画「重力ピエロ」は、舞台となった仙台ではすでに先月25日から先行公開中で、5月23日より全国公開。冒頭4分間の映像の配信は27日まで。
(C)2009「重力ピエロ」製作委員会
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