榮倉奈々、瑛太からのプレゼントで涙、涙。「余命1ヶ月の花嫁」初日
2009年5月11日 12:00
[映画.com ニュース] 末期の乳ガンと闘いながら、恋人との愛を貫き、模擬結婚式で夢だったウエディングドレスを着て花嫁姿に。わずか24歳の若さでこの世を去った長島千恵さんの実話を映画化した「余命1ヶ月の花嫁」が5月9日、その初日を迎え、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇にて、主演の榮倉奈々と瑛太、共演した安田美沙子、柄本明、主題歌を歌うJUJU、廣木隆一監督が舞台挨拶を行った。
全国を股にかけた乳ガン検診キャラバンなど、初日まで精力的にプロモーションをこなしてきた千恵さん役の榮倉と恋人・太郎さん役の瑛太は、肩の荷が下りたように感慨深げな表情。「すごく緊張してガタガタ震えていましたが、すごくうれしい。千恵さんの伝えたかった気持ちが、まわりの方々の心を動かした。そういう現実に感動しています。とにかく見てもらいたいという気持ち一つです」(榮倉)、「撮影中はずっと精神的に苦しくて、つらい日々でしたが、今日を迎えられて感動しています」(瑛太)と挨拶した。
一方で、千恵さんの父親役を演じた柄本は、カメラの放列が主演2人ばかりに向けられていたため「僕の方も写してください」と挨拶。闘病を支える恋人役の瑛太と2人きりの対面するシーンで、瑛太は柄本が繰り出したアドリブに驚かされたと明かしたが、当の柄本は「よく覚えていないな(笑)。瑛太くんには悪いことをしたけど、やったほうがいいと思って」とトボけた調子で、あちこちですすり泣きも聞こえた客席を一瞬、笑いに包んだ。
またこの日は、千恵さんの恋人だった赤須太郎さん、千恵さんの父親・長島貞士さんもサプライズで登場。太郎さんが主演の2人にお礼の手紙を読み上げると、榮倉も思わず涙していた。