織田裕二、“大人の男”を醸し出す外交官役に自信。主演作「アマルフィ」
2009年5月1日 12:00

[映画.com ニュース] 織田裕二の最新主演作「アマルフィ/女神の報酬」の製作報告会見が4月30日、東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、織田のほか、共演の天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市らが出席した。
映画は、ローマで起こった日本人少女誘拐事件に端を発する連続テロ事件を描くサスペンスで、織田は少女救出に奔走する外交官・黒田康作を演じている。タイトルの“アマルフィ”は、世界遺産にも登録されている美しい海岸線を有するイタリアの都市で、事件解決の鍵となる場所。「ホワイトアウト」の真保裕一がオリジナルストーリーを書き下ろし、「県庁の星」「容疑者Xの献身」の西谷弘が監督を務める。
撮影は昨年12月から3カ月間に渡り、オールイタリアロケを敢行。そのスケールの大きさに織田は、「なんて無謀な企画だと思った。イタリア語の台詞も多くて……」と、当初こそ戸惑いを感じたようだが、「ローマの休日」で有名なローマ・スペイン広場でのカーチェイスなど大掛かりな撮影もこなし、「今はやってよかったと思っている。新たな無謀な挑戦が、どんな日本映画を生むか楽しみ」と、十分に手ごたえを感じている様子だ。

「踊る大捜査線」でも織田と組み、来年にも「踊る3」を製作するというフジテレビの亀山千広プロデューサーは、「織田くんのもうひとつのキャラクターを作りたかった。ぜひシリーズ化して、世界を股にかける黒田が見たい」とシリーズ化の構想も。そんな黒田を演じるにあたり、織田は「監督には眼力を抜けと言われました。大人の男の柔らかさを出せと。力が入りすぎてNGになったことも多々ありました」と、生来の熱い男ならではの苦労もあったようだが、その甲斐があったのか「これまでと違うキャラクターが楽しめると思う」と自信をのぞかせた。
「アマルフィ/女神の報酬」は7月18日より公開。また、それに先立つ6月5日からは、NTTドコモの携帯で情報料無料(通信料は別途)で視聴可能な1話約9分の「アマルフィ ビギンズ」を5週に渡って配信。こちらは、映画本編の24時間前のマカオが舞台で、黒田がマカオのカジノで日中外交交渉の鍵となる事件に挑む様子が描かれる。織田は「映画の黒田が表なら、こちらは裏の顔。決して映画のオマケではないクオリティになっています」とアピールした。
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