ロバート・ロドリゲス監督が「プレデター」を再構築して映画化!?
2009年4月27日 12:00
[映画.com ニュース] ロバート・ロドリゲス監督が、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション「プレデター」(87)をリイマジネーションする「プレデターズ(Predators)」というタイトルのSFアクション映画を映画化。すでに2010年7月7日の全米公開も決定しているという。
ロドリゲス監督は、同じテキサス州オースティンに住む米映画サイトAin't It Cool Newsの主筆ハリー・ノウルズの取材を受け、同作の企画について真相を語っている。それは、「デスペラード」(95)のずっと前に、20世紀フォックスから正式に依頼を受ける形で、プレデターが棲むジャングルのような惑星でシュワルツェネッガーが再び戦う内容の「プレデター」続編の脚本を書き上げたのだという。「エイリアン」「エイリアン2」(原題は「Aliens」)の大ヒットにあやかり、続編のタイトルは複数形の「プレデターズ」に。彼は、予算のことなど度外視し、ストーリーが面白くなるように工夫を凝らしたという。
実際に「プレデター」の続編「プレデター2」は91年に製作され、その企画はボツになったかと思われたが、15年の時が過ぎ、「プレデター」シリーズを復活させようとしたフォックスのプロデューサー、アレックス・ヤングからの電話を受けたらしい。「アレックスはあれこれと企画を漁っているうちに、埋もれていた俺の『プレデターズ』の脚本を見つけて、連絡してきた。うちのトラブルメイカー・スタジオ(ロドリゲス監督のスタジオ)には『プレデター』ファンが多いから、引き受けることにしたんだ」
AICNに語ったコメントによると、「プレデターズ」は自らが書いた脚本を元に、続編ではなく、新たにリイマジネーションした内容になるという。J・J・エイブラムス監督が「スター・トレック」を甦らせたパターンと同じだ。
多忙なロドリゲス監督はトラブルメイカー・スタジオで、「グラインドハウス」2部作のフェイク予告編から生まれた、ダニー・トレホ主演のアクション映画「マチェテ(Machete)」の撮影に6月から入り、メガホンを取る。このほか、SF大作「ナーブラッカー(Nervewracker)」、「シン・シティ2」、そして60年代の人気アニメ「宇宙家族ジェットソン」の実写版「ジェットソンズ(The Jetsons)」を控えており、公開まで時間がない「プレデターズ」では、他の映画監督を立てて自らはプロデューサーに回る可能性も大きい。
PR
©2025 Disney and its related entities