今年のカンヌ映画祭オープニング作品は、ピクサー「UP」に決定
2009年3月23日 12:00
[映画.com ニュース] 今年5月に開催される第62回カンヌ国際映画祭のオープニング作品に、ピクサー・アニメ「カールじいさんの空飛ぶ家(原題:UP)」(5月29日全米公開)が選ばれた。アニメ作品で、しかも3D映画がオープニングナイトを飾るのは、長いカンヌ映画祭史上初めてのこと。
「トイ・ストーリー」「ウォーリー」の共同原案者であるピート・ドクター監督によるストーリーは、杖なしで歩くことができなくなった米中西部に住む78歳の老人カール・フレドリクセンが、亡き妻エリーが夢で語っていた冒険旅行へ旅立つ決意をし、一軒家に数千の風船を付けて南米アマゾンの熱帯雨林を目指して飛び立つという冒険ファンタジー。
過去3年間の栄えあるオープニング作品には、「ブラインドネス」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」「ダ・ヴィンチ・コード」といった話題作が選ばれている。
この発表を受けたディズニー・スタジオ会長ディック・クックは「カンヌ映画祭オープニング作品に初めてのアニメ作品として『UP』が選ばれたことは、ウォルト・ディズニー・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオにとって偉大な名誉だ。この素晴らしい映画を誇りに思うとともに、世界中の映画作家やジャーナリストらとそれをシェアできる5月13日水曜日が待ち遠しくなった」と喜びのコメント。
また、ディズニーとピクサー両スタジオのチーフクリエイティブオフィサーのジョン・ラセターも、「これはアニメーションにとって大きな一歩であり、偉大なアニメ映画は単純に偉大な映画であるというわれわれの信念をさらに後押ししてくれる。『UP』の監督ピート・ドクターをはじめ、ピクサーのアーティストやアニメーターらの素晴らしいチームがハードワークをこなし、見事に斬新で面白く、パワフルに感動的な作品を創造してくれた」と付け加えた。
米ハリウッド・レポーター誌によると、同作がコンペティション部門に入るかどうか、映画祭事務局からの発表はまだないが、近年は押井守監督作「イノセンス」、「ペルセポリス」(審査員賞受賞)、「シュレック」第1作&第2作などアニメ作品がコンペ入りしており、もし同作が入れば最高賞パルムドールの有力作になりそうだ。

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