アンジェリーナ「パパは子守り」と満面の笑み。「チェンジリング」来日会見
2009年2月2日 12:00

[映画.com ニュース] オスカー女優アンジェリーナ・ジョリーとオスカー監督クリント・イーストウッド(「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」)がタッグを組んだ話題作「チェンジリング」。「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」キャンペーンのため日本滞在中のパートナー、ブラッド・ピットとともに来日したジョリーが1月30日、東京・六本木のアカデミーヒルズで来日記者会見を行った。
本作は、1928年のロサンゼルスを舞台に、誘拐された息子の生還を祈る母親クリスティン・コリンズ(ジョリー)が、真実を隠蔽しようとする腐敗したロス警察を相手に闘う姿を描いた実話ベースのサスペンスドラマ。
先日発表された第81回アカデミー賞に本作で主演女優賞としてノミネートされたジョリーは、「ブラッドと2人同時にオスカーノミネートされたことを含めて、とてもいい1年を過ごしている。健康な双子の赤ちゃんにも恵まれ、素晴らしい映画にも出ることができて、今の境遇に感謝している。子どもたちは『カンフー・パンダ』にしか興味を持っていないけれど(笑)」と喜びを語った。
「脚本を渡されて読んだ時、一旦断ったの。自分の子どもたちをどうしても想像してしまって」と明かしたジョリーは息子を誘拐される母親役という難役について、「たくさんの資料や新聞を読んでリサーチしたけれど、クリスティンと(2年前に)亡くなった自分の母親(女優マルシェリーニ・ベルトラン)が似ている部分があって、とても参考になった。私の母親はとてもソフトで穏やかに話す優しい人だったけれど、子供を守ることに関しては強いハートを持っていた。ブラッドも映画を見て『クリスティンは君の母親に似ている』と言ってくれた」と振り返った。
また、監督のクリント・イーストウッドについても聞かれると、「彼は今まで会った中で最も偉大な人間のひとり。彼は偉大なリーダーで、スタッフも彼のためなら、どんなことでも、迅速にやってやるという空気が現場に流れていた」とアメリカ映画界の至宝を褒め称えていた。
パートナーのピットとともに「Mr.& Mrs.スミス」以来、約3年ぶりの来日を果たしたジョリー。今回は6人の子供を連れての来日とあって、オフの時間は「キディランドや公園などに連れて行って素晴らしい時間を過ごしている。今は私が働いているから、お父さん(ピット)が子供の世話をしているわ」と笑顔で明かしていた。
「チェンジリング」は2月20日より全国ロードショー。
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